反対押し切り、専門外の手術強行=山本容疑者「任せとけ」−奈良県警(時事通信)

 奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(破産手続き中)で肝腫瘍(しゅよう)の摘出手術中に男性患者=当時(51)=が死亡した事件で、業務上過失致死容疑で逮捕された同法人元理事長山本文夫容疑者(52)=詐欺罪で実刑、控訴中=が、看護師の反対を押し切り、専門外の手術を行っていたことが8日、関係者への取材で分かった。
 腫瘍は「良性」で、手術も不要だったといい、県警捜査1課などが詳しく経緯を調べている。
 関係者によると、男性の摘出手術を行う際、心臓外科が専門にもかかわらず、山本容疑者が「おれに任せとけ」と宣言。60代の看護師らが「あんた、やめとき」と止めたが、同容疑者は「看護師の分際で」と怒鳴り、麻酔も自分でした上で、自ら執刀したという。
 看護師らは手術前、輸血の準備もするよう進言。しかし、山本容疑者はこれも無視し、手術後に出血がひどくなって初めて、輸血を要請したとされる。 

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