チリ地震 「阪神以上の揺れ、正直怖かった」日本大使館員(毎日新聞)

 27日未明、南米チリで発生したマグニチュード(M)8.8の大地震。首都サンティアゴにある在チリ日本大使館に単身赴任中の3等書記官、西雅之さんは、就寝中の27日午前3時半過ぎ(現地時間)に強い横揺れを感じて跳び起きた。「ガシャーン」と大きな音をたてて棚の上のテレビが落ち、本や皿も床に散らばった。「阪神大震災の時は大阪府寝屋川市にいた。その時よりも激しい揺れを感じ、正直怖かった」

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 数十秒揺れた後、周囲は停電で真っ暗に。暗闇の中、パジャマ姿のまま11階の居室から他の階の住民と一緒に非常階段を駆け下りると、既に十数人が路上に集まり避難していた。辺りを見渡すと壁にひびが入ったり、コンクリートがはがれた建物もあった。西さんはそのまま近くの大使館に出勤。屋根は壊れ、壁の一部にひびができ床には書類や新聞が散乱していた。3〜4時間後に電気が復旧すると、テレビには高速道路の高架が倒壊した映像が流れたという。

 他の大使館員や現地スタッフとともに電話などで日本人の安否確認を進めているが、震源地近くのコンセプシオンには電話がつながりにくい状態が続き、難航。「場所によっては混乱しているようだ」と困惑気味に話した。【奥山智己】

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